非言語・言語の解き方
SPI形式 二語の関係の解き方|頻出パターンと例題
二語の関係は「関係を短い文に言い換えてから選択肢に当てはめる」のが近道。頻出パターン早見表と例題で型を習得。
結論から言うと、SPI形式の「二語の関係」は『最初に示された2語の関係を、短い1文に言い換えてから選択肢に当てはめる』のが最短の解き方です。たとえば『医者:病院』であれば『医者は病院で働く人』のように、2語をつなぐ関係を言葉にしてしまえば、同じ言い回しが成り立つ選択肢を選ぶだけで正解にたどり着けます。この問題は語彙力そのものより『関係を見抜いて言語化する力』が問われるため、頻出する関係のパターンを型として知っておくと正答率と速さが大きく変わります。本記事では、関係の種類、頻出パターンの早見表、関係を文章化する解法ステップ、オリジナル例題と解説、紛らわしい選択肢の見分け方までを一気に整理します。
二語の関係とは(関係の種類)
二語の関係は、はじめに提示された2つの語がどんな結びつきにあるかを把握し、それと同じ結びつきの語の組を選択肢から選ぶ(または同じ結びつきになる語を答える)形式の問題です。ポイントは、語の『意味』を比べるのではなく、2語をつなぐ『関係そのもの』を比べることにあります。関係の種類は無数にあるように見えますが、実際にはいくつかの典型パターンに収れんします。まずは代表的な関係の種類を押さえましょう。
- 包含(仲間):一方がもう一方を含む、または同じグループに属する関係(例:果物と りんご)
- 役割・用途:その物が何のために使われるか、何をする人かの関係(例:はさみと 切る)
- 原料・製品:何から作られるかの関係(例:牛乳と チーズ)
- 同義・類義:意味がほぼ同じ語どうしの関係(例:長所と 美点)
- 対義(反対):意味が反対になる語どうしの関係(例:収入と 支出)
- 全体・部分:全体とその一部分の関係(例:本と ページ)
頻出パターン(包含/役割/原料など)
実際の出題でよく登場する関係を早見表にまとめました。各パターンには『2語をつなぐ言い換えの型』があり、これをそのまま当てはめれば関係を素早く文章化できます。型を覚えておくと、見た瞬間にどの関係かを判別しやすくなります(出題傾向は受検方式や企業で変わるため、あくまで頻出する型の目安として参照してください)。
| 関係の種類 | 言い換えの型 | オリジナル例 |
|---|---|---|
| 包含(仲間) | AはBの一種である | 鳥:すずめ → すずめは鳥の一種 |
| 役割・用途 | AはBするための道具/人 | ものさし:測る → ものさしは測る道具 |
| 原料・製品 | AからBが作られる | 小麦:パン → 小麦からパンが作られる |
| 同義・類義 | AとBは意味がほぼ同じ | 永遠:不滅 → ほぼ同じ意味 |
| 対義(反対) | AとBは意味が反対 | 需要:供給 → 反対の意味 |
| 全体・部分 | BはAの一部分である | 自転車:ペダル → ペダルは自転車の一部 |
解法ステップ(関係を文章化する)
二語の関係 解法4ステップ
二語の関係は、次の3ステップで処理すると安定します。語の意味を眺めて『なんとなく近い』で選ぶと、紛らわしい選択肢に引っかかりやすいので、必ず関係を文章にしてから当てはめるのがコツです。
二語の関係 解法3ステップ
- 1
1. 関係を1文に言い換える
最初に示された2語を『AはBの一種』『AからBを作る』のように、つなぐ関係を短い1文にする。語順(どちらが前か)もそのまま固定する。
- 2
2. 選択肢に同じ文を当てはめる
作った1文の型に、各選択肢の2語を語順そのままで入れてみる。同じ言い回しが自然に成り立つ組だけが正解候補になる。
- 3
3. 語順と方向を最終確認する
意味の関係が合っていても、語順(前後)が逆だと不正解になる場合がある。『どちらが含む側か』『どちらが原料か』の向きまで一致するかを必ず確かめる。
オリジナル例題と解説
オリジナル例題
例題1:はじめに示した二語の関係と同じ関係になる組を、次から1つ選びなさい。 【 医者:病院 】
- A. ア:画家:絵画
- B. イ:教師:学校
- C. ウ:野菜:にんじん
- D. エ:鉛筆:書く
答えと解説を見る
答え: イ:教師:学校
まず『医者:病院』の関係を文章化すると『医者は病院で働く人』、つまり〈職業:その人が働く場所〉という関係です。この型『AはBで働く人』を各選択肢に当てはめます。ア『画家は絵画で働く人』は不自然(絵画は画家が作る作品で、働く場所ではない)。イ『教師は学校で働く人』は自然に成り立ち、〈職業:働く場所〉が一致します。ウ『野菜:にんじん』は〈包含:野菜の一種がにんじん〉で別の関係。エ『鉛筆:書く』は〈道具:用途〉で別の関係です。よって正解はイ。
オリジナル例題
例題2:はじめに示した二語の関係と同じ関係になる組を、次から1つ選びなさい。 【 ぶどう:ワイン 】
- A. ア:米:ごはん
- B. イ:牛乳:チーズ
- C. ウ:果物:ぶどう
- D. エ:容器:びん
答えと解説を見る
答え: イ:牛乳:チーズ
『ぶどう:ワイン』を文章化すると『ぶどうを発酵・加工してワインを作る』、つまり〈原料:その原料から作られる別の製品〉という関係です。型は『AからBを作る』。ア『米からごはんを作る』は加熱しただけで別の製品名になっておらず、原料と製品が同一物の状態違いに近いので関係の度合いが弱い。イ『牛乳からチーズを作る』は原料を加工して別の製品にする関係で、〈原料:製品〉がぴたりと一致します。ウ『果物:ぶどう』は〈包含:果物の一種がぶどう〉で別の関係。エ『容器:びん』も〈包含:容器の一種がびん〉で別の関係です。よって正解はイ。なお、米とごはんのような『状態が変わるだけ』の組と、牛乳とチーズのような『別の製品に加工する』組を見分けられるかが分岐点になります。
紛らわしい選択肢の見分け方
正答率を落とす原因の多くは、関係の『種類』ではなく『向き(語順)』や『近いけれど別の関係』の取り違えです。次の比較表で、ひっかかりやすいポイントを整理しておきましょう。
| ひっかかり | ありがちなミス | 対処 |
|---|---|---|
| 語順(向き)の逆転 | 〈全体:部分〉と〈部分:全体〉を逆に選ぶ | 最初の2語の語順をそのまま固定し、選択肢も同じ並びで当てはめる |
| 包含と全体・部分の混同 | 『りんご:果物』を全体・部分と捉える | 『一種である』か『一部分である』かで言い換えを分ける |
| 原料・製品と状態変化の混同 | 『米:ごはん』を原料・製品と捉える | 『別の製品名に加工されるか』を基準に判定する |
| 意味が近いだけの語に引かれる | 関係でなく語の意味の近さで選ぶ | 必ず関係を1文化し、文として成り立つ組だけ残す |
ミニFAQ
最後に、二語の関係でよくある疑問を結論先出しで整理します。
よくある質問
- 二語の関係は何問くらい出ますか?
- 出題数は受検方式(テストセンター/WEBテスティング/ペーパー等)や企業・年度によって変わるため一概には言えません。言語の中では序盤で問われることが多い形式の一つですが、正確な問題数は固定ではないため、本記事の解き方の型を身につけて、出たときに素早く処理できる状態にしておくのが現実的な対策です。
- 語彙力がないと解けませんか?
- 二語の関係は語彙力そのものより『関係を見抜いて文章化する力』が中心です。難しい熟語が出る場合もありますが、多くは『どんな結びつきか』を言い換えられれば対応できます。まず頻出パターンの型(一種である/から作る/で働く 等)を覚え、知らない語が出ても関係の方向から推測する練習をすると効率的です。
- 選択肢の語順は気にすべきですか?
- 気にすべきです。関係の種類が合っていても、語順(前後の向き)が逆だと不正解になることがあります。たとえば〈全体:部分〉と〈部分:全体〉は別物として扱われます。最初に示された2語の並びをそのまま固定し、選択肢にも同じ並びで言い換えの型を当てはめて確認してください。
- 短時間で正答率を上げるコツはありますか?
- 『関係を1文に言い換えてから当てはめる』手順を毎回固定し、頻出パターンの早見表を見ずに型を口に出せるまで反復するのが近道です。反復には模擬受検で繰り返し演習し、間違えた問題は『どの関係を取り違えたか』をメモして型に紐づけると、同種のミスが減りやすくなります。
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