SPI対策ドリル

非言語・言語の解き方

SPI形式 非言語の対策法 完全ガイド|頻出単元と解き方

非言語は頻出単元を「型」で覚え、1問あたりの目安時間内で解く練習が近道。早見表と解法ステップで効率化。

最終更新: 2026-06-14SPI非言語の解法に精通した教材ライター編集部

結論から言うと、SPI形式の非言語対策で効率的なのは「頻出単元を型で覚える」「1問あたりの目安時間を意識して解く」「苦手単元から優先的につぶす」の3点に絞ることです。非言語は出題される単元の範囲が比較的決まっており、初見の難問よりも『解き方のパターンを知っているか』『時間内に処理できるか』で差がつきます。本ガイドでは頻出単元の早見表、単元別の難易度・頻出度の傾向、各単元の解法アプローチ、目標解答時間の考え方、つまずきやすいポイントと対処までを一気に整理します。なお、出題範囲・配点・電卓の可否・ボーダーは受検方式(テストセンター/WEBテスティング/ペーパー等)や企業・年度によって変わるため、本記事の数値はあくまで一般的な傾向・目安として捉えてください。

非言語で出る単元の全体像(早見表)

まずは全体像を掴みましょう。非言語で問われる単元は、大きく『割合・比の計算系』『場合の数・確率系』『集合・推論系』『図表の読み取り系』に分類できます。下表は代表的な単元と、ざっくりした特徴をまとめた早見表です(頻出度・難易度は受検方式や企業で変動するため、相対的な傾向の目安として参照してください)。

単元問われる内容の例つまずきの主因
損益算原価・定価・割引・利益率『〜の何割増し/引き』の式の立て方
割合・比全体に対する比率、内訳の按分基準量(もとにする量)の取り違え
速さ(旅人算)速さ・時間・距離、出会い・追いつき単位換算と相対速度の扱い
仕事算全体を1としたときの作業効率『1日あたりの仕事量』への変換
順列・組合せ並べ方・選び方の総数順序の有無(P と C)の判断
確率起こりやすさ、余事象『少なくとも1つ』の処理
集合重なり・ベン図、人数の振り分け両方/どちらも含まない の包除
推論条件から順序・大小・対応を確定条件の図式化と場合分け
表の読み取り資料・図表から数値を計算必要な数値の素早い抽出
非言語の代表的単元 早見表(傾向の目安)

単元別の難易度と頻出度の傾向

頻出度×難易度マップ(非言語の単元配置)

右上ほど「出やすく差がつく」単元。損益算・割合・推論から優先的に型を固めるのが効率的です。配置は傾向の目安であり、形式や年により変わります。

対策の優先順位を決めるために、難易度(解き方を覚えるまでの負荷)と頻出度(出やすさの傾向)を整理します。下表は一般的な傾向の目安で、実際の出題比率は受検方式・企業・年度で変わります。『頻出度が高く、難易度が低〜中』の単元から着手すると、短時間で得点の取りこぼしを減らしやすいです。

単元頻出度の傾向難易度の傾向優先度の考え方
損益算型が決まっており投資対効果が高い
割合・比全単元の土台。最優先で固める
速さ中〜高公式が単純。単位換算に注意
仕事算低〜中考え方を1つ覚えれば横展開可
順列・組合せ中〜高P/C の判断さえ慣れれば安定
確率中〜高組合せ習得後に着手すると楽
集合低〜中ベン図で可視化すれば速い
推論中〜高中〜高差がつく単元。練習量が効く
表の読み取り計算より『探す速さ』が勝負
単元別 難易度・頻出度の傾向(目安・変動あり)

各単元の解法アプローチ

非言語は単元ごとに『解き方の型』があります。ここでは特につまずきやすい損益算と確率を例に、再現性のある手順を示します。型を覚えたら、数値だけ変えた問題を繰り返して定着させましょう。

損益算は『原価=1』に置き換える

損益算の基本ステップ

  1. 1

    原価を文字か1に置く

    原価が不明なら原価を x、または原価=1(=100%)と置くと、増減が割合の掛け算で表せます。

  2. 2

    定価を作る

    『原価の◯割増し』は原価×(1+割合)。例: 3割増しなら ×1.3。

  3. 3

    売価を作る

    『定価の◯割引き』は定価×(1−割合)。例: 2割引きなら ×0.8。

  4. 4

    利益で式を立てる

    利益 = 売価 − 原価。問われている量(利益額・利益率・原価)について方程式を解きます。

  5. 5

    単位と符号を確認

    『増し』『引き』の向きを最後に見直し、答えが現実的な値かを検算します。

確率は『余事象』と『場合分け』で速くする

確率は、全事象に対する『起こってほしい場合』の割合です。『少なくとも1つ』が出てきたら、まず余事象(1つも起きない確率)を計算し、1から引くと速く解けることが多いです。順序の有無で順列(P)か組合せ(C)かが変わる点にも注意します。

オリジナル例題

ある品物を原価の4割増しで定価をつけ、その定価から定価の2割引きで売ったところ、利益は120円だった。この品物の原価はいくらか。

  • A. 800円
  • B. 960円
  • C. 1000円
  • D. 1120円
答えと解説を見る

答え: 1000円

原価を x 円とおく。定価は原価の4割増しなので x×1.4=1.4x。売価は定価の2割引きなので 1.4x×0.8=1.12x。利益=売価−原価=1.12x−x=0.12x。これが120円なので 0.12x=120 → x=120÷0.12=1000(円)。検算: 定価1400円・売価1120円・利益=1120−1000=120円で一致する。

オリジナル例題

赤玉3個、白玉2個が入った袋から同時に2個取り出すとき、少なくとも1個が赤玉である確率を求めよ。

  • A. 1/10
  • B. 3/5
  • C. 7/10
  • D. 9/10
答えと解説を見る

答え: 9/10

全体は5個から2個を選ぶ組合せ。5C2 = (5×4)/(2×1) = 10通り。『少なくとも1個が赤』の余事象は『2個とも白』。白は2個なので 2C2 = 1通り。よって2個とも白の確率は 1/10。求める確率はその余事象なので 1 − 1/10 = 9/10。

目標解答時間の考え方(1問あたりの目安)

非言語は『解けること』だけでなく『時間内に処理できること』が重要です。1問あたりの目安は、ざっくり1分前後を1つの基準に置くと考えやすいです(方式や問題数で変動)。下表は時間配分を考えるための目安で、企業・受検方式により制限時間や問題数は異なります。

状況1問の目安方針
典型問題(割合・比・損益など)30秒〜1分型で即着手し、迷わず計算へ
やや複雑(推論・確率)1〜2分条件を図式化してから手を動かす
手が止まった問題深追いしない印を付けて先へ。時間が余れば戻る
1問あたりの時間配分の考え方(目安)

つまずきやすいポイントと対処

  • 基準量の取り違え: 『何に対する割合か(もとにする量)』を毎回明示する。割合・比・損益で最頻のミス。
  • 単位換算の漏れ: 速さは km と m、時間と分・秒を式を立てる前にそろえる。
  • P と C の混同: 順序が意味を持つなら順列、持たないなら組合せ。『並べる』か『選ぶだけ』かで判断。
  • 『少なくとも1つ』の正面突破: 余事象(1から引く)を第一候補にすると計算量が減る。
  • 集合の重複加算: ベン図を描き、両方に入る人を二重に数えない(包除の原則)。
  • 推論の場合分け不足: 条件を表・線分図に落とし、確定する情報から順に埋める。

対処の共通原則は『図式化してから計算する』ことです。頭の中だけで処理しようとすると、基準量や条件を取り違えてミスが増えます。式や図を一度書き出す習慣をつけるだけで、苦手意識はかなり軽減できます。

ミニFAQ

短時間で疑問を解消できるよう、よくある質問を結論先出しでまとめました。詳細は各単元の解法アプローチも参照してください。

よくある質問

SPI形式の非言語が苦手です。何から対策すべきですか?
まず『割合・比』を固めるのが近道です。損益算・速さ・仕事算・確率はいずれも割合の考え方が土台になっており、ここが安定すると他単元の理解が一気に進みます。次に頻出度が高く難易度が低〜中の単元へ広げ、型を覚えて反復するのが効率的です。
非言語の計算を速くするコツはありますか?
『型で即着手する』『余事象を活用する』『単位を先にそろえる』の3点が効きます。典型問題は解き方が決まっているので、問題文を読んだら迷わず手順に入ること。確率の『少なくとも1つ』は1から引く余事象が速いことが多いです。電卓の可否は受検方式により異なるため、暗算・筆算の練習もしておくと安心です。
1問あたりどれくらいの時間で解けばよいですか?
典型問題は30秒〜1分、推論・確率などやや複雑なものは1〜2分が一つの目安です(制限時間・問題数は方式や企業で変動)。重要なのは1問に固執しないこと。手が止まったら印を付けて先へ進み、余った時間で戻る運用が得点を最大化しやすいです。
本記事の例題や時間の目安はそのまま本番に当てはまりますか?
傾向の目安として活用してください。出題範囲・配点・電卓の可否・ボーダーは受検方式(テストセンター/WEBテスティング/ペーパー等)や企業・年度で変わります。本記事の数値は一般的な傾向であり、断定はできません。実際の感覚は模擬受検で確かめるのが確実です。

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本記事の例題はすべて当サイトが作成したオリジナル問題であり、実際の試験問題ではありません。