非言語・言語の解き方
SPI形式 非言語の対策法 完全ガイド|頻出単元と解き方
非言語は頻出単元を「型」で覚え、1問あたりの目安時間内で解く練習が近道。早見表と解法ステップで効率化。
結論から言うと、SPI形式の非言語対策で効率的なのは「頻出単元を型で覚える」「1問あたりの目安時間を意識して解く」「苦手単元から優先的につぶす」の3点に絞ることです。非言語は出題される単元の範囲が比較的決まっており、初見の難問よりも『解き方のパターンを知っているか』『時間内に処理できるか』で差がつきます。本ガイドでは頻出単元の早見表、単元別の難易度・頻出度の傾向、各単元の解法アプローチ、目標解答時間の考え方、つまずきやすいポイントと対処までを一気に整理します。なお、出題範囲・配点・電卓の可否・ボーダーは受検方式(テストセンター/WEBテスティング/ペーパー等)や企業・年度によって変わるため、本記事の数値はあくまで一般的な傾向・目安として捉えてください。
非言語で出る単元の全体像(早見表)
まずは全体像を掴みましょう。非言語で問われる単元は、大きく『割合・比の計算系』『場合の数・確率系』『集合・推論系』『図表の読み取り系』に分類できます。下表は代表的な単元と、ざっくりした特徴をまとめた早見表です(頻出度・難易度は受検方式や企業で変動するため、相対的な傾向の目安として参照してください)。
| 単元 | 問われる内容の例 | つまずきの主因 |
|---|---|---|
| 損益算 | 原価・定価・割引・利益率 | 『〜の何割増し/引き』の式の立て方 |
| 割合・比 | 全体に対する比率、内訳の按分 | 基準量(もとにする量)の取り違え |
| 速さ(旅人算) | 速さ・時間・距離、出会い・追いつき | 単位換算と相対速度の扱い |
| 仕事算 | 全体を1としたときの作業効率 | 『1日あたりの仕事量』への変換 |
| 順列・組合せ | 並べ方・選び方の総数 | 順序の有無(P と C)の判断 |
| 確率 | 起こりやすさ、余事象 | 『少なくとも1つ』の処理 |
| 集合 | 重なり・ベン図、人数の振り分け | 両方/どちらも含まない の包除 |
| 推論 | 条件から順序・大小・対応を確定 | 条件の図式化と場合分け |
| 表の読み取り | 資料・図表から数値を計算 | 必要な数値の素早い抽出 |
単元別の難易度と頻出度の傾向
頻出度×難易度マップ(非言語の単元配置)
対策の優先順位を決めるために、難易度(解き方を覚えるまでの負荷)と頻出度(出やすさの傾向)を整理します。下表は一般的な傾向の目安で、実際の出題比率は受検方式・企業・年度で変わります。『頻出度が高く、難易度が低〜中』の単元から着手すると、短時間で得点の取りこぼしを減らしやすいです。
| 単元 | 頻出度の傾向 | 難易度の傾向 | 優先度の考え方 |
|---|---|---|---|
| 損益算 | 高 | 中 | 型が決まっており投資対効果が高い |
| 割合・比 | 高 | 低 | 全単元の土台。最優先で固める |
| 速さ | 中〜高 | 中 | 公式が単純。単位換算に注意 |
| 仕事算 | 中 | 低〜中 | 考え方を1つ覚えれば横展開可 |
| 順列・組合せ | 中〜高 | 中 | P/C の判断さえ慣れれば安定 |
| 確率 | 中 | 中〜高 | 組合せ習得後に着手すると楽 |
| 集合 | 中 | 低〜中 | ベン図で可視化すれば速い |
| 推論 | 中〜高 | 中〜高 | 差がつく単元。練習量が効く |
| 表の読み取り | 中 | 低 | 計算より『探す速さ』が勝負 |
各単元の解法アプローチ
非言語は単元ごとに『解き方の型』があります。ここでは特につまずきやすい損益算と確率を例に、再現性のある手順を示します。型を覚えたら、数値だけ変えた問題を繰り返して定着させましょう。
損益算は『原価=1』に置き換える
損益算の基本ステップ
- 1
原価を文字か1に置く
原価が不明なら原価を x、または原価=1(=100%)と置くと、増減が割合の掛け算で表せます。
- 2
定価を作る
『原価の◯割増し』は原価×(1+割合)。例: 3割増しなら ×1.3。
- 3
売価を作る
『定価の◯割引き』は定価×(1−割合)。例: 2割引きなら ×0.8。
- 4
利益で式を立てる
利益 = 売価 − 原価。問われている量(利益額・利益率・原価)について方程式を解きます。
- 5
単位と符号を確認
『増し』『引き』の向きを最後に見直し、答えが現実的な値かを検算します。
確率は『余事象』と『場合分け』で速くする
確率は、全事象に対する『起こってほしい場合』の割合です。『少なくとも1つ』が出てきたら、まず余事象(1つも起きない確率)を計算し、1から引くと速く解けることが多いです。順序の有無で順列(P)か組合せ(C)かが変わる点にも注意します。
オリジナル例題
ある品物を原価の4割増しで定価をつけ、その定価から定価の2割引きで売ったところ、利益は120円だった。この品物の原価はいくらか。
- A. 800円
- B. 960円
- C. 1000円
- D. 1120円
答えと解説を見る
答え: 1000円
原価を x 円とおく。定価は原価の4割増しなので x×1.4=1.4x。売価は定価の2割引きなので 1.4x×0.8=1.12x。利益=売価−原価=1.12x−x=0.12x。これが120円なので 0.12x=120 → x=120÷0.12=1000(円)。検算: 定価1400円・売価1120円・利益=1120−1000=120円で一致する。
オリジナル例題
赤玉3個、白玉2個が入った袋から同時に2個取り出すとき、少なくとも1個が赤玉である確率を求めよ。
- A. 1/10
- B. 3/5
- C. 7/10
- D. 9/10
答えと解説を見る
答え: 9/10
全体は5個から2個を選ぶ組合せ。5C2 = (5×4)/(2×1) = 10通り。『少なくとも1個が赤』の余事象は『2個とも白』。白は2個なので 2C2 = 1通り。よって2個とも白の確率は 1/10。求める確率はその余事象なので 1 − 1/10 = 9/10。
目標解答時間の考え方(1問あたりの目安)
非言語は『解けること』だけでなく『時間内に処理できること』が重要です。1問あたりの目安は、ざっくり1分前後を1つの基準に置くと考えやすいです(方式や問題数で変動)。下表は時間配分を考えるための目安で、企業・受検方式により制限時間や問題数は異なります。
| 状況 | 1問の目安 | 方針 |
|---|---|---|
| 典型問題(割合・比・損益など) | 30秒〜1分 | 型で即着手し、迷わず計算へ |
| やや複雑(推論・確率) | 1〜2分 | 条件を図式化してから手を動かす |
| 手が止まった問題 | 深追いしない | 印を付けて先へ。時間が余れば戻る |
つまずきやすいポイントと対処
- 基準量の取り違え: 『何に対する割合か(もとにする量)』を毎回明示する。割合・比・損益で最頻のミス。
- 単位換算の漏れ: 速さは km と m、時間と分・秒を式を立てる前にそろえる。
- P と C の混同: 順序が意味を持つなら順列、持たないなら組合せ。『並べる』か『選ぶだけ』かで判断。
- 『少なくとも1つ』の正面突破: 余事象(1から引く)を第一候補にすると計算量が減る。
- 集合の重複加算: ベン図を描き、両方に入る人を二重に数えない(包除の原則)。
- 推論の場合分け不足: 条件を表・線分図に落とし、確定する情報から順に埋める。
対処の共通原則は『図式化してから計算する』ことです。頭の中だけで処理しようとすると、基準量や条件を取り違えてミスが増えます。式や図を一度書き出す習慣をつけるだけで、苦手意識はかなり軽減できます。
ミニFAQ
短時間で疑問を解消できるよう、よくある質問を結論先出しでまとめました。詳細は各単元の解法アプローチも参照してください。
よくある質問
- SPI形式の非言語が苦手です。何から対策すべきですか?
- まず『割合・比』を固めるのが近道です。損益算・速さ・仕事算・確率はいずれも割合の考え方が土台になっており、ここが安定すると他単元の理解が一気に進みます。次に頻出度が高く難易度が低〜中の単元へ広げ、型を覚えて反復するのが効率的です。
- 非言語の計算を速くするコツはありますか?
- 『型で即着手する』『余事象を活用する』『単位を先にそろえる』の3点が効きます。典型問題は解き方が決まっているので、問題文を読んだら迷わず手順に入ること。確率の『少なくとも1つ』は1から引く余事象が速いことが多いです。電卓の可否は受検方式により異なるため、暗算・筆算の練習もしておくと安心です。
- 1問あたりどれくらいの時間で解けばよいですか?
- 典型問題は30秒〜1分、推論・確率などやや複雑なものは1〜2分が一つの目安です(制限時間・問題数は方式や企業で変動)。重要なのは1問に固執しないこと。手が止まったら印を付けて先へ進み、余った時間で戻る運用が得点を最大化しやすいです。
- 本記事の例題や時間の目安はそのまま本番に当てはまりますか?
- 傾向の目安として活用してください。出題範囲・配点・電卓の可否・ボーダーは受検方式(テストセンター/WEBテスティング/ペーパー等)や企業・年度で変わります。本記事の数値は一般的な傾向であり、断定はできません。実際の感覚は模擬受検で確かめるのが確実です。
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