SPI対策ドリル

受検形式・他検査の違い

SPI形式とGAB・TG-WEB・SCOAの違い

結論は「検査ごとに出題形式・時間配分・分野構成が異なる」。まず受検形式を見分け、共通土台のSPI形式の言語・非言語を反復するのが効率的です。

最終更新: 2026-06-14適性検査の受検形式に詳しい就活情報ライター編集部

結論から言うと、GAB・TG-WEB・SCOA・CUBICはいずれもSPI形式とは別の適性検査で、出題される分野・問題の解き方・時間配分が検査ごとに異なります。ざっくり整理すると、GABは長文の読解と図表の数的処理が中心、TG-WEBは図形・暗号など発想力を問う独自問題が出ることで知られ、SCOAやCUBICは出題範囲が広めで基礎学力を幅広く確認するタイプです。まずは志望企業がどの検査を使うかを早めに見分け、そのうえで多くの検査に共通する土台となる「言語・非言語の基礎」を固めるのが、遠回りに見えて効率的な進め方です。

なお、本記事で扱う検査名はそれぞれの提供元の登録商標です。SPIは株式会社リクルートマネジメントソリューションズの登録商標で、本サービスは同社およびSPIとは一切関係ありません。本記事は各検査の優劣を断定するものではなく、出題形式の違いを事実ベースで比較して整理することを目的としています。出題範囲・時間・電卓可否などは年度・受検方式・企業によって変わるため、最終的な詳細は必ず受検案内で確認してください。

主要な適性検査形式の一覧(比較早見表)

主要な適性検査形式の出題傾向の比較

検査形式ごとに言語・非言語・図表・独自問題の比重が異なります。円の大きさは各分野の出題比重の目安です。

まず全体像を早見表でつかみましょう。下表は代表的な能力検査の「出題傾向の特徴」と「主に問われる分野」を、一般的に知られている傾向としてまとめたものです。同じ検査でも受検方式(テストセンター/Webテスティング/ペーパー等)によって細部が変わる点に注意してください。

検査名提供元(商標保有)出題傾向の特徴主な分野
SPI形式リクルートマネジメントソリューションズ言語・非言語の基礎をバランスよく問う標準的構成言語/非言語(方式により英語・性格)
GAB / C-GAB日本エス・エイチ・エル(SHL)長文読解と図表の数的処理が中心。1問あたりの情報量が多い言語(長文)/計数(図表)/性格
TG-WEBヒューマネージ従来型は図形・暗号・展開図など発想系の独自問題が知られる言語/計数/(従来型は図形系)
SCOA日本経営協会総合研究所(NOMA総研)出題範囲が広く、基礎学力を幅広く確認するタイプ言語/数理/論理/英語/常識など
CUBIC AGP(提供形態は複数)基礎能力を短時間で広く測る構成が知られる言語/数理/図形/論理/英語など
代表的な適性検査の出題傾向(一般的な傾向の整理)

GAB・C-GABの出題傾向

GABは新卒総合職向けに広く使われる検査として知られ、その特徴は「言語=長文読解」「計数=図表の読み取り計算」にあります。言語では1つの長文に対して複数の設問が並び、文章の主旨や記述の正誤を判断します。計数では表やグラフを読み取り、割合・増減・構成比などを計算する問題が中心です。1問に含まれる情報量が多く、限られた時間で要点を素早く抜き出す処理速度が問われやすい傾向があります。

C-GABはGABをテストセンターで受検する形式として知られるものです。出題の方向性はGABに近い一方、会場での受検や電卓の扱いなど運用面が方式によって異なる場合があります。電卓可否は方式・年度で変わり得るため、ここでは断定せず、受検案内での確認を前提にしてください。対策の観点では、長文を全文精読してから解くのではなく、設問を先に読んで必要箇所を拾う読み方や、図表計算の手順を型として持っておくことが、時間内処理の助けになります。

TG-WEBの出題傾向

TG-WEBは「難しいと言われやすい検査」として話題に上ることがあります。その理由としてよく挙げられるのが、従来型(いわゆる旧型)で出題されるとされる図形・暗号・展開図・推論といった、初見では戸惑いやすい発想系の問題の存在です。これらは知識量よりも「解き方のパターンを知っているか」で体感難易度が大きく変わるため、初めて見ると難しく感じても、出題形式に慣れると対応しやすくなるタイプといえます。

一方で、TG-WEBには言語・計数を比較的オーソドックスに問う新型(標準型)とされる構成も知られており、企業や年度によってどちらの傾向で出るかが分かれます。つまり「TG-WEB=必ず難しい」と一括りにはできません。対策としては、まず志望先が従来型・新型のどちらの傾向かの見当をつけ、従来型の傾向なら図形・暗号・推論の代表的な解法パターンを事前に押さえておくと、本番での戸惑いを減らしやすくなります(難易度の感じ方には個人差があります)。

SCOA・CUBICの出題傾向

SCOAとは、言語・数理・論理に加えて英語や一般常識(理科・社会など)まで含む、出題範囲が広めの検査として知られるものです。広く浅く基礎学力を確認する性格が強く、特定分野の難問で差がつくというより、幅広い分野を取りこぼさず素早く処理できるかが問われやすい傾向があります。範囲が広いぶん、苦手分野を作らない総ざらいが対策の方向性になりやすい検査です。

CUBICも基礎能力を短時間で広く測るタイプとして知られ、言語・数理・図形・論理・英語など複数分野から出題される構成が一般的とされます。SCOA・CUBICはいずれも「特定の奇問に備える」よりも「基礎を満遍なく速く解く」方向の準備が噛み合いやすい検査です。ただし提供形態や出題構成は導入企業ごとに調整される場合があるため、ここでも詳細は受検案内で確認するのが安全です。

SPI形式との対策の違い

では、SPI形式の対策と各検査の対策は何が違うのでしょうか。大きな違いは「特殊問題への備えが要るか」と「時間配分・読み方の最適化」の2点です。SPI形式は言語・非言語の基礎を素直に問う標準的な構成のため、まずはここを固めることが、結果的にGAB・SCOA・CUBICなど基礎重視の検査にも効いてきます。逆にTG-WEB従来型のように発想系の独自問題が出る検査では、SPI対策だけではカバーしきれない図形・暗号などの形式慣れが追加で必要になります。

検査SPI対策との共通点追加で必要になりやすい対策
GAB / C-GAB言語・非言語(計数)の基礎力長文の速読と図表計算の型・時間配分
TG-WEB(従来型)言語・計数の基礎力図形・暗号・推論など発想系の形式慣れ
TG-WEB(新型)言語・計数の基礎力標準的な処理速度の底上げ
SCOA言語・数理の基礎力英語・一般常識まで含む範囲の総ざらい
CUBIC言語・数理の基礎力図形・論理など複数分野を速く解く練習
SPI形式対策との「違い」の整理(対策の方向性)

整理すると、どの検査でも土台になるのは「言語・非言語の基礎処理力」であり、ここはSPI形式の演習で効率よく鍛えられます。そのうえで、志望先が使う検査の固有の形式(長文・図表・図形・暗号・英語など)を上乗せで慣れていくのが、限られた準備期間を無駄にしない順番です。なお本サービスの提供範囲は言語・非言語で、性格検査・英語は現状未提供のため、英語比重の高い検査では別途の補強が必要になります。

オリジナル例題

ある図表問題で、A店の売上は前月の60万円から今月75万円に増えました。前月比の増加率は何%でしょうか。

答えと解説を見る

答え: 25%です。増加額は75−60=15万円。前月60万円に対する割合は 15÷60=0.25 なので、増加率は25%になります。

これはGAB系の計数で頻出する『増減率』の考え方を説明するためのオリジナル例題です。増加率は『増えた分 ÷ もとの値』で求めます。図表問題では、表のどの数値を分子・分母に置くかを瞬時に判断する練習が時間短縮につながります。数値は割り切れる素直な設定にしてあります。

受検形式を見分けて対策する手順

  1. 1

    検査名を特定する

    応募先の選考案内・先輩の体験談・募集要項から、使われる検査名(SPI形式/GAB/TG-WEB/SCOA等)の見当をつけます。

  2. 2

    形式の特徴を確認

    本記事の早見表で、その検査が長文型か・発想系か・範囲が広い型かを把握し、追加対策の要否を判断します。

  3. 3

    共通土台を固める

    どの検査でも効く言語・非言語の基礎を、自動採点つきで反復し、弱点分野を数値で確認します。

  4. 4

    固有形式を上乗せ

    図表計算・図形・暗号・英語など、その検査特有の形式に絞って形式慣れを追加します。

各社商標の帰属とミニFAQ

公平な比較のために、本記事で触れた検査名の帰属を改めて明記します。SPIは株式会社リクルートマネジメントソリューションズの登録商標、GAB・C-GABは日本エス・エイチ・エル株式会社、TG-WEBは株式会社ヒューマネージ、SCOAは株式会社日本経営協会総合研究所(NOMA総研)に帰属するとされる名称です(各社の公表情報に基づく一般的な記載)。本サービスはこれらいずれの提供元とも関係がなく、SPI形式の模擬問題演習を提供する独立した対策ツールです。各検査の最新仕様は提供元・受検案内の一次情報を優先してください。

よくある質問

GABとTG-WEBの違いは何ですか?
出題の方向性が異なります。GABは長文読解と図表の数的処理が中心で、1問あたりの情報量が多く処理速度が問われやすい傾向です。一方TG-WEBは、従来型とされる構成で図形・暗号・推論などの発想系の独自問題が出ることで知られ、形式に慣れているかで体感難易度が変わりやすいタイプです。どちらも年度・企業で仕様が変わるため、最終的には受検案内で確認してください。
TG-WEBはなぜ難しいと言われるのですか?
従来型とされる構成で出題される図形・暗号・展開図などが、初見では解き方を思いつきにくいことが理由として挙げられます。ただしこれらは知識より解法パターンの有無で体感難易度が変わるため、形式に慣れると対応しやすくなります。標準型とされる構成ではオーソドックスな言語・計数が中心になる場合もあり、必ず難しいと一括りにはできません(感じ方には個人差があります)。
SCOAとはどんな検査ですか?
言語・数理・論理に加え、英語や一般常識(理科・社会など)まで含む、出題範囲が広めの基礎学力確認型の検査として知られるものです。特定分野の難問で差がつくというより、幅広い分野を取りこぼさず素早く解けるかが問われやすい傾向があります。範囲が広いため、苦手分野を作らない総ざらいが対策の方向性になりやすい検査です。詳細は受検案内でご確認ください。
SPI形式の対策はGABやSCOAにも役立ちますか?
土台部分は役立ちます。どの検査でも共通する基礎は言語・非言語の処理力であり、ここはSPI形式の演習で効率よく鍛えられます。そのうえで、GABの図表計算、TG-WEBの図形・暗号、SCOAの英語・常識など、各検査固有の形式を上乗せで慣れていくのが効率的な順番です。ただし効果には個人差があり、形式が大きく異なる検査では追加対策が必要になります。

読んだ知識を、すぐ問題で試そう

一部の問題は登録後すぐ無料でお試しいただけます。自動採点で弱点を可視化できます。

本サービスは株式会社リクルートマネジメントソリューションズおよびSPIとは一切関係ありません。SPIは同社の登録商標です。

本サービスの問題・解説には自動生成を含む場合があり、正確性や特定の検査との一致を保証するものではありません。学習補助を目的としています。

本記事の例題はすべて当サイトが作成したオリジナル問題であり、実際の試験問題ではありません。