SPI対策ドリル

就活スケジュール・進め方

SPIで点が取れない時の勉強法と弱点の見つけ方

点が取れない原因を「時間」か「知識」かに切り分け、成績推移で弱点を特定。分野別のやり直し手順で効率的に立て直す。

最終更新: 2026-06-14就活スケジュール設計に強いキャリアアドバイザー系ライター編集部

結論から言うと、SPI形式で点が取れないときに最初にやるべきは『原因を時間の問題か知識の問題かに切り分けること』です。やみくもに問題集を解き直しても、自分のつまずきが『解き方を知らない』のか『解けるのに間に合わない』のかが分からなければ、対策がかみ合いません。本記事では、(1)点が取れない原因の切り分け方、(2)時間か知識かを見分ける具体的な観点、(3)成績推移を使った弱点分野の見つけ方、(4)分野別のやり直し手順、(5)メンタル面で無理なく続けるコツ、までを結論先出しで整理します。なお、出題範囲・配点・電卓の可否・ボーダーは受検方式(テストセンター/WEBテスティング/ペーパー等)や企業・年度によって変わるため、本記事の数値や目安は一般的な傾向として捉えてください。

点が取れない原因を切り分ける

『SPIで点が取れない』と一口に言っても、原因は大きく3つに分かれます。原因が違えば打つ手も変わるため、まずは自分がどれに当てはまるかを見極めましょう。下表は典型的な原因と、それぞれに対する打ち手の方向性をまとめた早見表です。

原因のタイプよくある症状打ち手の方向性
知識・解法の不足解き方そのものが分からず手が止まる分野別に解法の型を覚え直す
処理速度の不足解けるが時間内に終わらない目安時間を決めて解く反復練習
ケアレスミス解けたはずなのに正答にならない見直し手順と図式化を習慣化
体調・メンタル本番だけ実力が出せない受検環境に慣れ、睡眠・時間帯を整える
点が取れない原因と打ち手の早見表

多くの人は『知識・解法の不足』と『処理速度の不足』のどちらか、または両方でつまずいています。次の章で、この2つを見分ける具体的な方法を紹介します。

時間配分の問題か、知識の問題か

点が取れない原因の切り分け

まず原因を「時間」か「知識」かに切り分けると、打つ手が明確になります。

結論として、両者は『時間制限を外して解き直すと正解できるか』で見分けられます。時間を気にせずなら解ける問題が多いなら処理速度の問題、時間をかけても解けないなら知識・解法の問題です。判定の手順は次のとおりです。

時間か知識かを見分ける手順

  1. 1

    間違えた問題を集める

    模擬受検や問題演習で間違えた問題、または時間内に手が回らなかった問題をまとめます。

  2. 2

    時間無制限で解き直す

    同じ問題を、今度は制限時間を外してじっくり解き直します。解けるかどうかだけを見ます。

  3. 3

    結果で分類する

    時間をかければ解けた問題は『速度の課題』、時間をかけても解けなかった問題は『知識の課題』に振り分けます。

  4. 4

    比率を確認する

    速度の課題が多ければ目安時間を意識した反復練習へ、知識の課題が多ければ分野別のやり直しへ進みます。

弱点分野の見つけ方(成績推移の活用)

弱点分野は『感覚』ではなく『記録』で特定するのが確実です。模擬受検を複数回受けて分野別の正答率を記録し、推移を見れば、どこが安定して取れていてどこが取りこぼしているかが一目で分かります。下の例は、ある人が同じ模擬受検を3回受けたときの分野別正答率の推移をまとめたサンプルです(数値はあくまで記録の付け方を示すための例です)。

分野1回目2回目3回目傾向の読み取り
割合・比60%75%85%順調に伸びている。維持でよい
損益算40%45%50%伸びが鈍い。最優先で対策
推論30%35%40%苦手分野。型からやり直す
言語(語句)70%70%75%安定。深追いは不要
分野別正答率の推移(記録例・数値はサンプル)

この記録の読み方は『正答率が低い × 伸びていない分野』を最優先にすることです。上の例なら損益算と推論が該当します。逆にすでに高い分野に時間をかけても得点の上積みは小さいため、苦手分野に時間を寄せるほうが全体の点は上がりやすくなります。記録を残しておくと、頑張った成果が数字で見えるため、モチベーションの維持にもつながります。

分野別のやり直し手順

弱点分野が分かったら、次はやり直しです。やみくもに新しい問題を解くのではなく、『1問を完全に理解してから類題で定着させる』流れが効率的です。手順は次のとおりです。

弱点分野のやり直し手順

  1. 1

    間違えた1問の解説を読み込む

    なぜ間違えたかを、解説と自分の解答を見比べて言語化します。『どの一手で詰まったか』を特定するのが目的です。

  2. 2

    解法の型を書き出す

    その分野の基本的な解き方の流れを、自分の言葉で手順としてノートに書き出します。型が頭に入っているかを確認します。

  3. 3

    数値だけ変えた類題を解く

    同じ型で数値や設定だけ変えた問題を2〜3問続けて解き、型が再現できるかを確かめます。

  4. 4

    翌日に同じ型を再確認する

    1日空けてから同じ型の問題をもう一度解きます。間を空けて解けたら定着の合図です。

  5. 5

    時間を計って仕上げる

    解けるようになったら、最後は目安時間を意識して解き、速度まで仕上げます。

ここでは、つまずきやすい損益算を例に、解法の型を確認しておきましょう。型を一度覚えてしまえば、数値が変わっても同じ手順で解けるようになります。

オリジナル例題

ある商品を原価の3割増しで定価をつけたが、売れなかったため定価の1割引きで売った。このとき1個あたり170円の利益が出た。この商品の原価はいくらか。

  • A. 1000円
  • B. 1300円
  • C. 1700円
  • D. 2000円
答えと解説を見る

答え: 1000円

原価を x 円とおく。定価は原価の3割増しなので x×1.3=1.3x。売価は定価の1割引きなので 1.3x×0.9=1.17x。利益=売価−原価=1.17x−x=0.17x。これが170円なので 0.17x=170 → x=170÷0.17=1000(円)。検算: 原価1000円・定価1300円・売価1170円・利益=1170−1000=170円で一致する。よって原価は1000円。

メンタル面で無理なく続けるコツ

点が取れない時期はモチベーションが下がりやすく、対策が続かなくなりがちです。長く続けるには『負荷を下げる工夫』と『成果を見える化する工夫』が効きます。

  • 1回の学習を小さく区切る: 『1日1分野だけ』『今日は損益算の類題3問だけ』など、達成しやすい単位に分ける。
  • 成果を数字で残す: 分野別の正答率を記録し、伸びを可視化する。下がっても『どこを直すか分かる材料』と捉える。
  • 比較対象は過去の自分にする: 他人の進み具合ではなく、前回の自分の正答率と比べる。
  • 完璧を目指さない: 苦手分野を満点にするより、取りこぼしを減らすほうが全体の点は上がりやすい。
  • 受検環境に慣れておく: 本番形式の模擬受検を一度体験し、画面操作や時間の流れに慣れておくと当日の緊張が減る。

なお、SPI形式の選考で思うような結果が出なかったとしても、それだけで就活全体の合否が決まるわけではありません。検査の比重は企業によって異なります。落ち込みすぎず、原因を切り分けて1つずつ立て直す姿勢が、結果的に最短の改善につながります。

ミニFAQ

短時間で疑問を解消できるよう、よくある質問を結論先出しでまとめました。詳細は各章の手順もあわせて参照してください。

よくある質問

SPI形式の対策をしているのに点が取れません。まず何をすべきですか?
まず原因を『時間の問題』か『知識の問題』かに切り分けてください。間違えた問題を時間無制限で解き直し、解ければ処理速度の課題、解けなければ解法・知識の課題です。知識の課題が多い場合は、速く解く練習より先に分野別の解法の型を覚え直すほうが効率的です。
自分の弱点分野がよく分かりません。どう見つければよいですか?
感覚ではなく記録で特定するのが確実です。模擬受検を複数回受けて分野別の正答率を記録し、推移を見ましょう。『正答率が低く、かつ伸びていない分野』が最優先の弱点です。すでに高い分野に時間をかけても上積みは小さいため、苦手分野に時間を寄せるほうが全体の点は上がりやすくなります。
苦手分野はどうやり直すと効率的ですか?
『1問を完全に理解してから類題で定着させる』流れが効率的です。間違えた1問の解説を読み込み、解法の型を自分の言葉で書き出し、数値だけ変えた類題を解いて再現できるかを確かめます。翌日にもう一度同じ型を解いて定着を確認し、最後に目安時間を意識して速度まで仕上げます。
対策が続きません。モチベーションを保つコツはありますか?
学習を小さく区切ること(1日1分野など)と、成果を数字で残すことが効きます。分野別の正答率を記録すると伸びが見え、下がっても直す材料になります。比較対象は他人ではなく過去の自分にし、完璧を目指さず取りこぼしを減らす方針にすると、無理なく続けやすくなります。

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本記事の例題はすべて当サイトが作成したオリジナル問題であり、実際の試験問題ではありません。