対策ツールの選び方・例題
SPIでよく出る用語集|非言語・言語・形式の頻出語
SPI形式の頻出用語を分野別に定義。意味を押さえれば対策の優先順位がつけやすくなります。
結論から言うと、SPI対策でつまずく原因の多くは「用語の意味があいまいなまま問題に取りかかること」です。たとえば『非言語』『WEBテスティング』『損益算』といった言葉の意味を先に押さえておくと、どの分野から手をつけるべきかの優先順位がつけやすくなります。本記事は、SPI形式の適性検査でよく出る用語を、非言語・言語・受検形式・性格検査の4分野に分けて、結論先出しの短い定義で一覧整理した用語集です。
用語集の使い方:まず全体像、次に苦手分野
頻出用語の4分野マップ
用語集は頭から暗記する必要はありません。まず分野ごとの早見表で全体像をつかみ、聞き慣れない言葉や苦手意識のある分野だけを深掘りするのが効率的な使い方です。下表で4分野の役割を先に整理します。
| 分野 | 扱う内容のイメージ | 用語が指すもの |
|---|---|---|
| 非言語 | 数的処理・論理 | 計算問題の種類や考え方の名称 |
| 言語 | 語彙・読解 | 言葉の関係や文章理解の設問形式 |
| 受検形式 | 受け方・環境 | どこでどう受けるかの方式名 |
| 性格検査 | 人物特性の確認 | 回答傾向や尺度を表す概念 |
用語集を対策に活かす3ステップ
- 1
知らない用語に印をつける
一覧をざっと読み、意味が即答できない用語だけをチェックします。すべて覚えようとしないのがコツです。
- 2
分野ごとに優先順位をつける
印が多くついた分野が現状の弱点候補です。非言語の計算系は対策効果が出やすいため優先度を上げると効率的です。
- 3
模擬受検で意味と解き方を結びつける
用語の定義を読んだだけでは解けるようになりません。実際の出題形式で手を動かし、言葉と操作を結びつけます。
非言語の頻出用語(定義)
非言語は、数的処理や論理を問う分野の総称です。問題の種類に名前がついており、名前を知っておくと参考書や模擬受検の分野別メニューを探しやすくなります。代表的な用語を定義で整理します。
| 用語 | 意味(結論先出し) |
|---|---|
| 非言語 | 数的処理・論理を扱う分野の総称。計算力や論理的思考の目安として見られる傾向。 |
| 推論 | 与えられた条件から確実に言えることを導く問題。順位・位置・正誤の判定などが代表例。 |
| 損益算 | 原価・定価・売価・利益の関係を扱う計算問題。割引や利益率の理解が問われる。 |
| 割合・比 | 全体に対する部分の大きさ(割合)や、数量どうしの関係(比)を扱う計算。 |
| 速さ・距離・時間 | 『距離=速さ×時間』の関係を用いる問題。出会い・追いつきなどの設定がある。 |
| 順列・組合せ | 並べ方の総数(順列)や選び方の総数(組合せ)を数える分野。確率の前提になる。 |
| 集合 | 複数の条件に当てはまる人数などを、重なりを意識して数える問題。 |
| 表の読み取り | 与えられた数表から必要な数値を読み取り、計算・比較する設問。 |
用語を理解しているか確認する例題(損益算)
オリジナル例題
原価800円の商品に、原価の25%の利益を見込んで定価をつけました。この商品の定価はいくらですか。
- A. 960円
- B. 1000円
- C. 1025円
- D. 1060円
答えと解説を見る
答え: 1000円
『定価=原価+利益』で、利益は原価の25%です。利益=800×0.25=200円なので、定価=800+200=1000円。割合(25%=0.25)と損益算の関係を組み合わせる典型例です。数値は割り切れる素直な設定にしています。
言語の頻出用語(定義)
言語は、語彙力や読解力を問う分野です。設問の形式に名前がついているため、形式名を知っておくと出題意図を素早くつかめます。代表的な用語を定義します。
| 用語 | 意味(結論先出し) |
|---|---|
| 言語 | 語彙・文章理解を扱う分野の総称。読解力や言葉の知識の目安として見られる傾向。 |
| 二語の関係 | 提示された語のペアと同じ関係になる組を選ぶ形式。原因と結果、全体と部分などの関係を見抜く。 |
| 熟語の成り立ち | 二字熟語が、似た意味・反対の意味・修飾などどの構成かを判別する形式。 |
| 語句の意味 | 下線部の語と意味が最も近い(または異なる)選択肢を選ぶ形式。 |
| 文の並べ替え | ばらばらの文や文節を、意味が通る順序に並べ替える形式。 |
| 空欄補充 | 文章中の空欄に最も適切な語句・接続語を補う形式。文脈把握が要点。 |
| 長文読解 | まとまった文章を読み、内容の正誤や趣旨を問う設問。複数問がセットになることが多い。 |
用語を理解しているか確認する例題(二語の関係)
オリジナル例題
「医師:病院」と同じ関係になる組を選んでください。
- A. 教師:学校
- B. 鉛筆:筆箱
- C. 料理:レシピ
- D. 選手:監督
答えと解説を見る
答え: 教師:学校
「医師:病院」は『その職業の人が働く場所』という関係です。同じ関係なのは「教師:学校」。『鉛筆:筆箱』は道具と収納場所、『料理:レシピ』は成果物と手順書、『選手:監督』は同じ場所の別役割で、いずれも関係の型が異なります。二語の関係は、まずペアの関係を一言で言語化するのがコツです。
受検形式に関する用語(定義)
『どこで・どう受けるか』を表す用語は、対策の前提として特に重要です。形式によって電卓可否や画面操作、時間配分の感覚が変わるため、自分が受ける形式の名称を必ず確認しておきましょう。代表的な用語を整理します。
| 用語 | 意味(結論先出し) |
|---|---|
| テストセンター | 指定会場のPCで受検する方式。本人確認のうえ管理された環境で受ける形態。 |
| WEBテスティング | 自宅などのPCからオンラインで受検する方式。自分の環境で受けるのが特徴。 |
| ペーパーテスト | マークシートなど紙で受検する方式。会場で一斉に実施される形態。 |
| インハウスCBT | 応募先企業内のPCで受検する方式。企業の会場で受ける形態。 |
| 能力検査 | 言語・非言語などの基礎能力を測る検査。『ボーダー』が話題になりやすい領域。 |
| 性格検査 | 人物特性や価値観の傾向を確認する検査。点数化より適合確認に使われる傾向。 |
| 制限時間 | 各パートに設けられた解答時間。時間内処理の前提になる重要要素。 |
形式名を取り違えると対策の方向もずれます。たとえばオンライン形式と会場形式では時間配分や画面操作の慣れが違うため、まず自分が受ける方式を特定するのが最優先です。
性格検査に関する用語(定義)
性格検査は、合否を点数で決めるというより、求める人物像との適合や面接での確認材料として使われる傾向があります。関連する用語の意味を知っておくと、必要以上に身構えずに臨めます。なお本サービスは性格検査の対策は提供していないため、ここでは用語の理解にとどめます。
- ライスケール:回答の一貫性や、自分をよく見せようとする傾向を確認するための設問群を指す概念。一貫しない回答は矛盾として表れやすい。
- 尺度:協調性・慎重性・活動性など、特性ごとに傾向を測るものさしのこと。複数の尺度で人物像を描く。
- 適合度:自社の求める人物像と回答傾向がどの程度合うかという見方。点数の高低より方向性が見られる傾向。
- 回答時間:時間に追われ過ぎず、直感的に素直に答えることが推奨されやすい設計。
各用語から詳細記事へ:次に読む内部リンク
用語の意味をつかんだら、関心のあるテーマを掘り下げると理解が定着します。本コラムの関連記事を、目的別に整理しました。
- 非言語・言語の対策の進め方を知りたい:『非言語・言語の対策』記事(slug: hi-gengo-taisaku)で分野別の取り組み方を確認。
- そもそもSPI形式とは何かを知りたい:『SPIとは』記事(slug: spi-toha)で全体像と用語の背景を把握。
- 通過ラインの考え方を知りたい:『ボーダーの実態』記事(slug: border-jittai)で相対評価の仕組みを確認。
- いつから対策を始めるべきか:『いつから対策』記事(slug: itsukara)でスケジュールの目安を確認。
用語の意味が分かったら、次は実際に手を動かす番です。定義を読んだだけでは解けるようになりません。無料の模擬受検で言語・非言語の現在地を測り、苦手分野の用語から優先的に練習していきましょう。
よくある質問
- SPIの用語はすべて暗記する必要がありますか?
- すべて暗記する必要はありません。まず分野ごとの早見表で全体像をつかみ、意味が即答できない用語だけを深掘りするのが効率的です。とくに非言語の計算系(損益算・割合など)は名前と解き方の型をセットで押さえると、対策効果が出やすくなります。
- WEBテスティングとテストセンターの違いは何ですか?
- WEBテスティングは自宅などのPCからオンラインで受検する方式、テストセンターは指定会場のPCで受検する方式を指すのが一般的です。電卓可否や画面操作、時間配分の感覚が形式で変わる場合があるため、自分が受ける方式と案内された指示を必ず確認してください。運用は年度・企業で変わります。
- 非言語と言語の用語、どちらから覚えるとよいですか?
- 一概には言えませんが、非言語は損益算や割合のように『定番の解き方の型』があり、用語単位で型を覚えると同種の問題へ横展開しやすい傾向があります。苦手意識のある分野から優先するのが基本で、まずは模擬受検で分野別の現在地を測ると判断しやすくなります。
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本記事の例題はすべて当サイトが作成したオリジナル問題であり、実際の試験問題ではありません。