非言語・言語の解き方
SPI形式 集合・表の読み取りの解き方
SPI形式の集合・表の読み取りをベン図と割合で攻略。解法ステップと自作例題で時短のコツまで解説。
結論から言うと、SPI形式の集合問題はベン図で「重なり」を可視化し、表の読み取り問題は「割合のかけ算・足し算」を素早く処理できれば、得点しやすい分野です。公式に頼り切るより、図と表に数値を書き込みながら整理する手順を身につけるのが効率化の近道です。この記事では、集合の解き方・表で問われる典型・解法ステップ・オリジナル例題・時短のコツ・よくある誤りまでを順に解説します。
集合問題とは(ベン図の使い方)
2集合ベン図と包除の関係
集合問題は「2つ(または3つ)のグループに属する人数の重なり」を問うタイプです。たとえば「英語が好きな人」「数学が好きな人」のように条件が重なる場面で、両方に当てはまる人数や、どちらにも当てはまらない人数を求めます。
ベン図で整理する基本
2つの集合A・Bがあるとき、円を2つ重ねて描くと領域は「Aだけ」「Bだけ」「両方(重なり)」「どちらでもない(円の外)」の4つに分かれます。問題文の数値をこの4領域に振り分けるだけで、多くの問題は解けます。
| 求めたいもの | 公式 |
|---|---|
| 少なくとも一方(A∪B) | A + B − 両方 |
| 両方(A∩B) | A + B − 少なくとも一方 |
| どちらでもない | 全体 − 少なくとも一方 |
| Aだけ | A − 両方 |
表の読み取りで問われること
表の読み取りは、与えられた表(人数・金額・割合など)から、合計・差・割合・該当人数を計算させる問題です。集合と違い図は不要ですが、「どの行・列を見るか」と「割合をどう人数に直すか」を正確に行う必要があります。
| 問われ方 | 処理のポイント |
|---|---|
| 該当人数を求める | 全体 × 割合(%は0.01倍) |
| 割合を求める | 該当人数 ÷ 全体 ×100 |
| 複数条件の合計 | 条件ごとに人数化してから足す |
| 差・比を求める | 人数化した後で引き算・比をとる |
解法ステップ(重なりの整理)
集合・表問題の解き方ステップ
- 1
全体と条件を書き出す
全体の人数と、各条件の人数(または割合)を問題文から正確に抜き出してメモします。割合のときは、先に人数へ直しておくと後がラクです。
- 2
図か表の枠を作る
集合ならベン図の4領域、表問題なら必要な行・列だけを抜き出した小さな表を手元に描きます。
- 3
確定値から埋める
「どちらでもない」や「両方」など、問題文で確定している値を先に書き込みます。
- 4
公式で残りを逆算する
『A + B − 少なくとも一方 = 両方』のように、空いている領域を公式で埋めます。
- 5
全体で検算する
4領域の合計が全体人数に一致するか、最後に必ず足し算で確認します。ここでズレたら立式ミスです。
オリジナル例題と解説
オリジナル例題
ある学校の生徒120人に、英語と数学の好き嫌いを聞いた。英語が好きな生徒は70人、数学が好きな生徒は50人、どちらも好きではない生徒は20人だった。英語と数学の両方が好きな生徒は何人か。
答えと解説を見る
答え: 20人
まず『少なくとも一方が好き』な人数を求めます。全体120人からどちらでもない20人を引いて、120 − 20 = 100人です。次に公式『両方 = 英語 + 数学 − 少なくとも一方』を使うと、両方 = 70 + 50 − 100 = 20人。検算: 英語だけ(70−20=50)+数学だけ(50−20=30)+両方20+どちらでもない20 = 120人で全体と一致します。
オリジナル例題
ある日の来店者は男女合わせて200人で、そのうち男性は全体の60%だった。男性のうち40%、女性のうち25%が会員である。会員は合計何人か。
答えと解説を見る
答え: 68人
男性は200×0.6=120人、女性は200−120=80人です。男性会員は120×0.4=48人、女性会員は80×0.25=20人。合計は48+20=68人です(全体の34%)。割合は必ず人数へ直してから足すのがポイントです。
表問題で時間を落とさないコツ
- 割合は最初に人数へ直す。%のまま足し引きすると混乱しやすいため、先に実数化する。
- 必要な行・列だけ見る。表全体を読まず、設問が問う部分だけに集中して視線を絞る。
- 電卓・筆算は割り切れる方向で。SPI形式の問題は素直な数値が多いので、複雑な小数が出たら立式を疑う。
- ベン図と表はメモ欄に小さく描く。頭の中だけで処理しようとすると桁ミスが起きやすい。
よくある誤り
- 『英語+数学』をそのまま答えにしてしまう。両方好きな人を二重に数えているため、重なり分を引く必要がある。
- 割合を足してから人数化する。男性40%+女性25%=65%のような計算は意味を持たない。母数が違うので必ず別々に人数化する。
- 『どちらでもない』を忘れる。全体から少なくとも一方を引く工程を飛ばすと、両方の人数がズレる。
- 検算をしない。4領域の合計が全体と一致するか確認すれば、立式ミスはその場で発見できる。
集合・表の読み取りは、手順を固定して図表に数値を書き込めば安定して得点できる分野です。あとは時間内に処理する慣れを、繰り返し演習で積み上げましょう。
よくある質問
- SPI形式の集合問題はベン図を必ず描くべきですか?
- 2つの集合なら公式だけでも解けますが、慣れるまではベン図を描く方が確実です。4領域に数値を振り分けると重なりの抜け漏れが減り、検算もしやすくなります。3つの集合や条件が複雑な問題ほどベン図が有効です。
- 表の読み取りで割合を扱うときのコツは?
- 結論として、割合は必ず先に人数へ直してから計算します。母数の異なる割合(例: 男性の40%と女性の25%)をそのまま足すのは誤りです。各グループの人数を『全体×割合』で出してから足し引きすると正確です。
- 集合・表問題は電卓を使えますか?
- 受検方式や年度・企業によって電卓の可否は変わるため、一概には言えません。テストセンター方式と自宅受検方式で扱いが異なる場合もあります。最新の受検案内を確認し、電卓が使えない前提でも素早く筆算できるよう練習しておくと安心です。
- 本サービスではどの分野を対策できますか?
- 現在は言語・非言語の模擬受検に対応しています(性格検査・英語は現状未提供)。集合・表の読み取りを含む非言語分野を、オリジナルの模擬問題で繰り返し練習できます。
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